今と昔の研究

最近取り組んでいるテーマの中で血中のターゲット分子を測定する系を構築するものがあるのだけど、そのことについて感じたこと。

そのターゲットを測定するためのキットは存在しない。測定するためには大腸菌から粗精製した酵素を使ったカップリング反応を使う。酵素の粗精製は硫安沈殿と超遠心を使った簡単なものではあるものの、ルーチンでやるようなものではないのでひと通りの実験試薬と機器を揃えるだけで結構大変な労力を要しました。やったことは大したことないんだけど、手数を加えた分、測定できた時は満足感がありました。

最近は何でもキットになって売ってるもんで、ほんとに便利な、というか誰でも実験できるよなぁと改めて実感しました。実験の原理がわかっていなくても実験できてしまう。こういう所でも思考停止に陥らないようにしなきゃなぁ。

VaioとMBAの新モデル、物欲が刺激されまくります。でも、今のパソコンでも十分事足りているからなぁ。でもほしいなぁ。。。